公開日:2026/8/7
更新日:2026/8/29
創嘉瓦工業株式会社 代表取締役 石原 史也 社長、生成AI研修受講後インタビュー
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創嘉瓦工業株式会社(本社:〒444-1304 愛知県高浜市豊田町一丁目5番地5)は、日本の伝統的な住文化を象徴する「瓦」の製造を担う企業です。熟練の職人技を大切にしながらも、大規模な自動化生産ライン(ライン産業)を自社工場に構築。伝統工芸の側面と現代的な大量生産プロセスを高度に融合させた、日本の屋根景観を支える三州瓦のいぶし瓦専業メーカーとして知られています。
導入前、社長が抱いていたのは「AIをどう使いこなすか」という技術的関心よりも、経営者としての根源的な危機感でした。急速に加速するデジタル時代において、AIという不可避な潮流を無視し続けることが、将来どれほど巨大な「機会損失」を自社に招くのか——。その「やらないことによる損失」への不安が、同社をDXへの挑戦へと突き動かしました。
経営者としての「焦燥感」──
導入前、生成AIに対してどのような印象や不安をお持ちでしたか?
社長:一番の不安は、使いこなせるかどうかといった技術的なことよりも、「何かしら関わらなければいけない」という、経営者としての強い焦燥感でした。今の時代、AIを無視し続けてしまうと、どこかで取り返しのつかない大きなロスが生じてしまうのではないか。その損失は、後からでは決して埋め合わせができないほど巨大なものになるのではないか、という危機感がありました。周囲の経営者と話していても、どう活用すべきか手探りの状態であることは伝わってきました。しかし、自分の中でAIと自社の実務がどう結びつくのか、具体的な像がまったく描けていない。その「やらないことへの不安」が、一歩を踏み出す最大の動機でした。
ツールの購入ではなく「伴走」──
数ある研修や支援の中で、なぜISSEN GLOBALを選ばれたのでしょうか?
社長:以前参加した経営者向け講座では、ノーコード開発や特定のソフトの紹介がメインでした。確かに便利な技術ですが、私たちの「この問題をどう解決したいか」という切実な目的に対して、その手段をどう組み合わせて使うべきなのかが、まったくピンとこなかったんです。
ソフトの話ばかりを聞いていても、自社の現場で血肉となるイメージが湧きません。一方でISSEN GLOBALさんは、何よりまず「問題解決のためにどうするか」というスタンスが明確でした。高価な外部サービスを契約し続けずとも、ノーコードを活用して自社で仕組みを構築できるという視点は、非常に説得力がありました。ツールを売るのではなく、伴走しながら一緒に答えを探してくれる。この「解決型」の姿勢こそが、私たちが求めていたものでした。
職人のノウハウを「デジタル資産」に──
研修を受けて、具体的な業務にどのような変化や可能性を感じていますか?
社長:研修を通じて、具体的かつ即戦力となる活用イメージが固まりました。特に大きいのは、膨大なデザインストックの画像検索です。お客様から「これに近い雰囲気で」とご依頼を受けた際、これまでは索引やベテランの記憶を頼りに手作業で探すしかありませんでした。これがAIによる画像検索で一瞬にして抽出できるようになれば、業務の在り方は根本から変わります。また、現場での外国籍スタッフへの対応にも大きな可能性を感じています。文字が読めない、あるいは言語が通じにくい場面でも、AIを使って瞬時に多言語マニュアルや指示書を作成できる。これは人手不足が深刻な製造業において、非常に強力な武器になります。
具体的な活用の手応え
●デザイン検索工数の削減:過去の膨大なデータベースから、AIが類似画像を瞬時に特定。属人的な記憶に頼らない検索フローの有効性を確認。
●顧客からの受注書の転記作業削減:顧客からの発注形式がバラバラで転記作業がどうしても避けられない。そのため商品や数量の書き間違いがなくならない。しかしAIに任せると手書きの受注書でも社内で決められた形式に変換することができ、今後ミスと工数を大きく削減できると考えています。
●多言語対応による現場の円滑化:翻訳・画像生成AIの活用により、言葉の壁を超えた作業指示やマニュアル作成の目途が立ち、組織としての受容性が広がった。
未来を体験・体感──
今回の取り組みの中で、特に印象に残っている場面はありますか?
社長:研修の一環で訪れた「Station AI」での体験は、強烈な刺激でした。入居企業さんのブースから、まるで生きている犬のようにスムーズに動く四足歩行ロボットが出てきたり、二足歩行のヒューマノイドが展示されていたり。最先端の「フィジカルAI」が目の前で躍動している環境を見て、「自分たちは今、こういう未来に向かっている場所で仕事をしているんだ」と、純粋にワクワクしたんです。かつては「SFの世界の話で、自分たちには無理だ」と思っていたことが、今、目の前で現実になっている。そのスピード感と熱量を肌で感じたことで、自社のDXに対する迷いが、確信へと変わりました。
自社の課題と向き合う勇気──
最後に、同じ悩みを持つ経営者の方々へメッセージをお願いします。
社長:それぞれの会社が抱える課題は、似ているようでいて、実はまったく違います。他社の事例がうまくいっているからといって、それをそのまま自社に当てはめても、決して機能はしないでしょう。大切なのは、自社の課題がどこにあるのかを、自分たちで深く、深く掘り下げることです。何を解決すべきかが明確にならないまま流行りのツールを導入しても、意味がありません。自社の痛みに真摯に向き合い、本質的な課題を特定する。そのプロセスを厭わないことが、DXを成功させるための大前提だと思います。今回の研修を経て、やりたいことがすべて叶うような、そんな予感さえ抱いています。しかし、AIとの歩みはまだ始まったばかり。これからが本番だと思っています。期待しています。
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